月曜日が憂鬱でたまらない
そんな方向けの記事です。
仕事がしんどい方にとって、憂鬱な時間は勤務している時だけではないと想像します。
仕事に行く前、仕事が終わって寝るまで、日曜の夜。
「仕事行きたくないなぁ」
「週末まであと少しの我慢だ」
「今日が終わったらまた仕事か…」
本来自由であるはずの時間を、仕事への拒否反応に費やしてしまっている。
そんな方は少なくないはずです。
このような憂鬱な時間があると、「人生に占める仕事の割合」が相対的に増えてしまい、しんどい仕事がますますしんどくなります。
自由な時間を圧迫することと同義であるため、人生の満足度、幸福度を大きく下げることにも繋がります。
そこで本記事では
「勤務時間外の憂鬱な時間を減らすにはどうしたら良いか」
について考えてみます。
仕事の苦しみは1日8時間、週5日では済まない

一般的に、仕事は1日8時間、週5日間です。
往復1時間の通勤、1時間の昼休みがあると仮定すると、1日10時間は仕事に拘束されていると言えます。
しかし、これは見かけの拘束時間であって、目に見えない「精神的な拘束」を加味すると、1日10時間では済みません。
「仕事嫌だなぁ」と考えれば考えるほど、自由時間は圧迫され、生きる喜びが失われます。
精神的に残業しているようなもの(しかも無給)なので、自らブラックな労働環境を生み出しているようなものです。
このような状態が続けば、精神がじわじわと蝕まれ、幸福度が下がることは言うまでもないでしょう。
仕事自体の時間を減らし、自由な時間を増やすことが根本的な解決策ではありますが、そう簡単にはいかないと思われます。
環境の変化は痛みを伴うため、なかなか行動には移せないものです。
しかし、「精神的な拘束時間」なら環境を変えずに減らすことが可能と考えます。
「精神的な拘束時間」が減れば、「人生に占める仕事の割合」は減らすことができます。
「人生に占める仕事の割合」を減らすことは、仕事がしんどい方にとってひとまずの解決策になり得ると考えます。
【禅の教え】「今、この瞬間を生きる」について

では、「精神的な拘束時間」を減らすにはどのようにしたら良いのでしょうか?
「仕事のことを考えないようにしよう」と思っても効果はなく、逆に仕事に囚われてしまう結果になります。
本記事では「精神的な拘束時間」を減らす方法として、「今、この瞬間を生きる」という禅の教えをご紹介しましょう。
過去の出来事を思い出してクヨクヨしたり、未来を想像して不安になるのではなく、「今」に集中しなさい、という教えが「今、この瞬間を生きる」です。
「今」に集中していれば過去や未来に縛られることなく、迷いがなくなる、というロジックになります。
これを仕事に置き換えると
「今」に集中していれば「精神的な拘束時間」が減り、仕事に対する憂鬱感が減る
となります。
「精神的な拘束時間」を無理に減らそうとするのではなく、「今」に集中すれば、自然と仕事のしんどさは軽減されるのです。
これは私の実体験からも強く感じています。
創造的な活動が有効

「今、この瞬間を生きる」は大切な心構えですが、精神論であるため、具体的な行動に落とし込む必要があります。
結論から言うと、「創造的な活動」が「今、この瞬間を生きる」の具体的な行動になり得ると考えます。
「テレビを見る」「音楽を聴く」のような受動的な時間の過ごし方は集中する必要がなく、心がここにあってないような状態になりがちです。
しかし、「創造的な活動」は「今、この瞬間」に集中していないとできません。
換言すれば、「創造的な活動」が行えていれば「今、この瞬間」に集中していることになるのです。
「創造的な活動」と言えば
- 文章を書く
- 絵を描く
- DIY
などが例として挙げられますが、興味があるものであればなんでも良いと思います。
今この瞬間を大切にできるような「創造的な活動」を見つけ、5分でも10分でもとにかく毎日やること。
「創造的な活動」はやれば楽しいですが、やり始めるまでが少し面倒な側面があります。体力がいるのです。
毎日少しでもいいから取り組み、習慣化することが大切だと考えます。
私の場合、ブログを毎日少しずつ進めるようにしています。
実際に書かなくても、何について書こうか考えたり、構成を考えたり、、、
この間、仕事は完全に意識の外にあり、精神的な拘束を受けていません。
このように何かしらの「創造的な活動」を日常に取り入れることで、「勤務時間外の憂鬱な時間」を追いやることができると考えます。
(「創造的な活動」については過去記事↓でも触れています。ご興味がある方はご一読ください。)
まとめ
- 勤務時間外の憂鬱な時間は人生を無駄にしている
- 「今、この瞬間を生きる」が精神的な拘束時間を減らす
- 創造的な活動は「今、この瞬間」に集中できる
仕事が憂鬱だと勤務時間外でも仕事のことを考えてしまい、また憂鬱になる。
これでは完全に負のループですので、無理やりにでも抜け出すのが得策です。
「創造的な活動」をしている時間は「負のループから抜け出せる時間」となります。
この時間を増やせば増やすほど「精神的な拘束時間」が減り、たとえ勤務時間が減らなくても、今より少し自由になれると考えます。
以上、終わりです。
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コメント
仕事そのものに対してもいえるんじゃないですか?
受動的にしていたら、ずっと嫌という感情しか生じないけど、例えばちょっとでも主体性をいれて、提案的になれば楽しいとまではいかずとも嫌でなくなるかもしれない。
もちろん提案を拒否されることの方が圧倒的に大きいであろうが、そこは拒否されて当たり前とおもうことで、採用されたときに感謝できるかもしれない。
提案すると俺の案が気に食わないのかと不条理な嫌われ方をする可能性があるが、好かれているうちは半人前だと理解しないといけない。