「FIREを目指す」が犠牲にしているものは「余白」だと思う

FIRE
FIREに対する願望が人一倍強い

そんな方向けの記事です。

 

「FIREしたい」という想いの強さは、人によって大きく差がありそうです。

 

  1. できたらしたい
  2. 興味がある
  3. FIはしたいけど、REはそんなに

 

というライトな願望から

 

  1. 10年以内に絶対FIREする
  2. 定年まで働くなんて死んでもごめんだ
  3. 一刻も早く会社から脱出したい

 

という強い願望まで、人によって千差万別です。

 

当然、後者のような強い願望を持っている人の方が、FIREに結びつく行動を取るわけで、その分FIREできる割合も高くなるのだろうと思います。

しかし、何事も「No Pain, No Gain(痛みなくして得るものなし)」です。

「FIREを目指すこと」で得るもの(Gain)はもちろんFIREですが、この場合の痛み(Pain)は何を指すのでしょうか。

 

本記事では

FIREを目指すことによって、犠牲にするものは何か

について考えていきたいと思います。

 

「FIREを目指す」とは、どのような状態か

何かを目指す場合、目指している対象が具体的であるほど、行動も具体的になります。

例えば、高校生が「〇〇大学に合格」を目指す場合、対象が非常に具体的であるため、手段と期間は目指した時点でほぼ決まりです。

出題される範囲が大体決まっているので、試験日までにその範囲を網羅しておくことが課題になります。つまり勉強すればいいだけです。

 

一方で、「幸せになること」を目指す場合、対象が抽象的すぎるため、行動が具体的に定まりません。

「自分にとっての幸せとは何か」と思考したり、何かしらの行動から、幸せに近づいているのかどうかを判断しなくてはなりません。

要するに、答えがないわけです。

 

「FIREを目指す」に話を戻すと、「ゴール(資産や時期)を自身で明確に定めることができる」と言う点から、目指す対象としては具体的な部類に入ると考えても良いでしょう。(明確に定めているかどうかは人それぞれですが)

となると、受験勉強ほどではないにせよ、「行動も具体的に定まる」ということになります。

 

「FIREに対する願望が人一倍強い人」に関しては、ゴールを明確に定めている傾向が観察されます。(それが願望が強い人の定義?)

その為、日々の行動と思考の多くをFIRE活動に費やし、それ以外の行動、思考を排除することに繋がるのは、想像に難くないです。

これを一言で表すと、「余白を圧迫している状態」だと私は考えています。

 

単に「自由な時間を圧迫している状態」とは意味合いが異なります。

「誰かに強制されてFIREをしなくてはならない」というわけではないでしょうから、FIREを目指して行動、思考しているときは自由な時間と言えるでしょう。

したがって、FIRE活動によって自由な時間が圧迫されるわけではないのです。

 

しかし、「余白」は確実に圧迫されます。

本記事での「余白」とは「行動、思考が限定されていない時間」のことです。

目指している対象が具体的であるがゆえに、行動と思考が最適化されてしまうこと。これが「余白を圧迫している状態」です。

 

大学受験を控える高校生は、自分の意思で勉強時間をコントロールできるわけですから、勉強によって自由な時間は圧迫されません。けれども、「余白」は圧迫されるのです。

このニュアンス、伝わるでしょうか?

 

「余白」がないとどうなる?

FIRE願望が強ければ強いほど、日常の「余白」は圧迫されます。

するとどうなるでしょう。

FIREへの道は限りなく一直線に近くなるため、早く高確率でFIREにはたどり着けるものと思われます。

その反面、脇道に逸れたり、戻ったり、留まったりという行為が難しくなります。

 

抽象的な書き方をしましたが、要は「FIRE以外の楽しさや喜びを見逃してしまう可能性がある」ということです。

 

普段、自宅までの帰り道をちょっと変えるだけで新しい発見があったり、気分が変わることはないでしょうか?

もしあるとすれば、それと同じです。

毎日同じ道を通った方が効率よく短時間で往復できますが、新しい発見は見つけにくいかと思います。

 

「余白」がないと、FIREへのこだわりが加速し、FIREの枠から外れた行動、思考をしにくくなるのです。

 

まとめ

 

  1. 「FIREを目指す」=「余白の圧迫
  2. 「余白」は人生の楽しさや喜びを新たに作り出す
  3. 「余白」がないと、行動や思考が枠にはまってしまう

 

ここまでで、強すぎるFIRE願望は「余白」を圧迫する、ということを書きましたが、これはあくまでFIRE達成までの話です。

FIREを達成してしまえば、そこからはある意味、毎日が「余白」になります。

余白」をいつ、どれくらい欲しいかを明確に決めているのが、「FIREを目指す」ということなのだと思います。

「今の小さな余白」より、「未来の大きな余白」を取る。

これがFIREという選択なのでしょう。

 

以上、終わりです。

 

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コメント

  1. deds より:

    何事もとらわれすぎてしまうと、良かったものも悪くなってしまうので加減がものすごく難しい。FIREなどは特に加減が難しい部類に入るんじゃないかと思う。

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