そんな方向けの記事です。
FIREがブームになるにつれ、批判的な意見が散見されるようになりました。
これはマイノリティ故の宿命と言いますか、至極当然な流れではあります。
一方、FIRE批判に対する反論も見かけることがありますが、こちらに関しては少々不思議に思えます。
私自身、FIRE批判を見かけても特に何も感じず、反論する必要性も感じないためです。
人それぞれ考え方が違うので、「いろんな人がいるなぁ」くらいにしか感想はありません。
自分の趣味趣向やライフスタイルを批判されたとき、反論したくなるのだとしたら、それはいったい何故なのでしょう?
反論したくなる心理には、人生を豊かに生きるヒントが隠れているような気がします。
そこで本記事では
「FIRE批判に反応してしまったら自分に問うべきこと」
について考えてみたいと思います。
自分に問うべきたった一つのこと

早速、本記事の結論から。
FIRE批判に何らかの反応をしてしまった場合、
「そもそも、他人に理解される必要があるのか?」
を自分自身に問うべきではないか、と考えています。
批判を目にして反応してしまうのは、
「あなたは何もわかっていない、自分が目指しているモノはそんなのじゃないんだ」
などといった、反論し賛同を得ることで自分自身の生き方に説得力を持たせたいという心理がある、と分析します。
自分の価値観が絶対であり、自分の生き方を自分で評価しているのであれば、他人の意見には影響されないはずです。
そんな人にとって、他人の意見はあくまで他人の意見であり、自分を客観視する材料の一つくらいにしかなり得ないと想像します。
従って、批判的な意見を見かけても、外に向けて(他人を説得するような形で)発信する必要性が生じません。
(これは私自身のことを言っているのではなく、客観的に見てそう感じるのです。)
そのように考えてみると、批判に対する反論は「自分の生き方を他人に理解してもらおうとしている」ようにも見えてきます。
より多くの人に理解されることで、自信を持って今の生き方を継続でき安心できる、ということでしょうか。
しかしどうでしょう。そもそも、自分の生き方を他人に理解される必要があるのでしょうか?
確かに、家族を巻き込むような生き方であれば家族への説明は必要になるかと思います。
しかし、他人にあなたの生き方は関係ありません。
生き方に関しては他人に理解されたところで仕方がないことなのです。
もちろん、何かを議論して結論を出す場面では、反論が有効な場合もあるでしょう。
でも、FIRE批判に関しては違います。
人それぞれ考え方が異なる上、正解もない分野です。
結論は出ないし、出す意味もありません。
自分が納得しているのであれば、それで良いのです。
自分の最良と他人の最良は違う

ここからは蛇足です。
客観的に見て、FIREの批判にも一理あることがあります。
「FIREを目指している身」という立場を外して考えてみると、理解できなくはない意見も少なくありません。
要は、どの立場から意見を言うか、どの立場から意見を受け取るかという「視点の問題」なのです。
視点が違えば当然見える景色が違うので、その景色に対して「どちらの見え方が正しいか」を議論しても意味がありません。
Aさんにとって美しいと感じる景色でも、Bさんには味気ないと感じる場合もある。逆もまた然り。
簡素化すればそんなレベルの話だと思います。
心の底から納得できる道を考え続ける

FIRE批判に反論したくなるのは、自分の選択に自信を持てず人の目が気になっているから、と私は考えています。
ブームに乗っかる形ではなく、自分理解ができた上での選択であれば、他人の意見に影響されることはありません。
もし、FIRE批判に反論したくなった経験があるのであれば、FIREという道に拘らず、自分自身が真に納得できる道を探し続けることが大切だと思います。
自分の選択に自信が持て、思い描いた未来に近づくことができれば、今よりも自由で豊かな人生に変わっていくはずです。
まとめ
- 生き方に対する批判→反論する必要性がない
- 反論してしまったのなら、「理解される必要があるか?」を問うべき
- 真に納得できる道を探し続けよう
ここまでFIREという「生き方」に関して見てきましたが、「趣味」に置き換えて考えてみた方がわかりやすいかもしれません。
本気で熱中している趣味であれば、他人に何を言われようと、楽しいものは楽しいはずです。
何か批判的な意見を見かけても「やっぱり一般の人にはわかりませんよね笑」くらいの余裕も生まれてきます。
生き方に関しても、趣味のように自分の感性に素直な選択をして、満たされた人生にしていきたいですね。
以上、終わりです。
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コメント
他人に納得してもらわないと不安なのかもな
自分の生き方に確信を持ち切れていないのではないだろうか?