「経済的自由を達成して、会社を辞めてやる…!」
と考えているみなさん、その気持ちとてもよくわかります。
- 週5日、1日8時間以上の労働
- わずらわしい人間関係
- 無駄な通勤
こんな状況、できる限り早く抜け出したいですよね。
ところで、会社を辞めた後の生活を想定して、実際に試したことはありますか?
もしないようでしたら、「擬似FIRE」をしてみることをオススメします。
擬似FIREをすれば、会社を辞めた後の生活がリアルに想像できますよ。
本記事は
- 擬似FIREとは
- 擬似FIREの仕方
- 実際に擬似FIREをしたみた結果
について実体験をもとに解説します。
FIRE後のイメージをもとに、擬似FIREしてみよう

「FIRE後は起きたい時に起きてのんびり過ごしたい」
「FIRE後は毎日読書や運動を楽しみたい」
など、どのような毎日を過ごしたいかは、みなさんイメージしているかと思います。
そのイメージをもとに、擬似FIREをしてみませんか?
- FIRE後をイメージして生活(仕事はしない)
- FIRE後ならやらないことは一旦止める
- 可能なら10日間程度行う
ポイントは「FIRE後ならやらないことは一旦止めること」です。
- 早起きをする必要がないなら、目が覚めるまで寝る
- 仕事、FIRE関連の勉強をやめてみる
など、FIRE後はやらなそうなことがあれば、思い切って止めてみましょう。
FIRE後にやりたいことは今現在もやっている場合も多いと思うので、むしろFIRE後にやめることをイメージして実行してみてください。
もちろん、「擬似FIRE」なので連休や有給を活用し、長期休暇を作ってみましょう。
可能であれば10日間程度。難しいようであれば4日間程度でも、FIRE後がリアルに想像できると思います。
10日間擬似FIREをしてみた結果

実際に行ってみたときのツイートは下記の通りです。
生きがいを持たずにFIREをしたら、人によってはFIRE前より生きにくくなるかもしれない。
ここ10日くらい、未来のことを考えずにのんびりダラダラ過ごしてみたんだけど、未来が今より良くなる想像ができなくて、気持ちが沈む感覚があった。
FIREにはライフワークが必須だと身をもって実感した。
— Lobster🦐FIRE (@musclefund_com) July 19, 2020
「FIRE後は読書でもしながらのんびりと過ごしたい」という願望があったため、「起きたい時間に起き、眠くなったら昼寝する生活をしていました。
初日は満足感があったのですが、徐々に「これじゃないな」と思い始めました。
最後には気持ちが沈んでしまい、「頭がぼ〜っとするような感覚」まで覚えてしまう始末です。
筋トレや読書など、日々楽しんで行っていることも続けていましたが、一日中は流石に飽きてしまいます。
日々が忙しくストレスも多いから「のんびりと過ごしたい」と感じているだけで、自分が思っていたより「のんびり」は向いていないようでした。
気分が沈んでしまったのは、おそらく「未来が今より良くなる想像ができないから」だと感じています。
私は今よりも未来が明るくなることを想像して、自己研鑽等の努力しています。
のんびり過ごして努力をやめてしまうと「今が一番良い状態で、あとは現状維持か下り坂」を無意識にイメージしているのだと思います。
私の場合、FIRE後も未来が明るくなるような努力は必要であり、何かしらの目標が必須であることがわかりました。
必ずしもFIREがベストとは限らない

このように、想像していたFIRE後の生活と、実際に擬似FIREを行ってみたのとではギャップがある可能性があります。
FIREを目指して長年努力しても、FIRE後の生活がつまらなかったら、なんとも悲しい事態ですよね。。。
そうならないためにも、一度「擬似FIRE」をしてみることをオススメします。
想像通りの生活であれば、今まで行ってきた努力のモチベーションがさらに上がるかもしれません。
想像と違っていれば、軌道修正することができます。
経済的自由を達成してリタイアするのが自分にとっての正解ではなく、別に正解がある可能性だって十分にあります。
FIREは魅力的なライフスタイルですが、自分の人生にとってベストな選択とは限りません。
軽い労働を行うセミリタイアの方が向いているかもしれませんし、会社を辞めて自分でスモールビジネスを行う方が向いているかもしれません。
まとめ
- 時間を作って擬似FIREをしてみよう
- 想像していたFIRE後の生活とはギャップがある可能性アリ
- FIREについてさらに深く考えるきっかけになる
最近FIREを目指す方が増えているように感じますが、その先を語る方は少ないように感じます。
「FIREはゴールではなく、始まり」「ライフステージの転換期」であると思いますので、これを機に「擬似FIRE」を行って、FIRE後の生活を試してみてはいかがでしょうか。
私のように、思わぬ発見があるかも知れませんよ。
以上、終わりです。
↓は本記事の続きです。ご興味があればどうぞ!
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