低収入の方が何かと優遇されている気がする
そんな方向けの記事です。
最近は税金や社会保険料の負担増のニュースが多く、未来に希望を持ちにくい世の中になってきていますね。
一方で、低収入であったり、社会的弱者と呼ばれる人たちの中には負担増を免がれるばかりでなく、給付金等で得をするケースもあるようです。
この手の情報を目にしたことにより、何だか働くのが馬鹿らしいと感じている人も少なくないように観察されます。
気持ちはわからなくないですが、馬鹿らしいと感じるだけでは時間と精神をいたずらに浪費した分損です。
このような労働意欲を欠く情報を目にした際、私たちはどのように考え、どのようなアクションを起こすべきなのでしょうか。
本記事では上記の疑問について考えてみたいと思います。
人はネガティブな情報に反応しやすい
そもそも、私たちがこの手のネガティブな情報に反応しやすいのには理由があります。
私たちの祖先はネガティブな情報(物音や物の動き)に敏感であったため、現代まで絶滅せずに生命を繋いでこられました。
したがって、ネガティブな情報に敏感であった種族の祖先である私たちが、増税や負担増など、不満や不安を抱きやすい情報に敏感なのはある意味仕方がないのです。
しかし、生命の危機に関わるようなネガティブな情報は現代ではほぼありません。(車のクラクションとかその程度です)
現代におけるネガティブな情報の多くは、人々が反応しやすいことがためにメディアが発信しやすい、という背景があるため、受け手にとってメリットが少ないことも多いです。
そのため、ネガティブな情報を摂取しても、不安になったりストレスを抱えるだけであることがほとんどです。
もし積極的に摂取しているとすれば、それは人生を無駄にする最悪な娯楽だと認識すべきだ、と私は考えています。
(ネガティブな情報を摂取しがちな方は「スマホ脳」を読むことをおすすめします。きっとスマホと距離を置きたくなるはずです。)
思考や行動が変化しないネガティブ情報はゴミ
「稼がない(働かない)方が得な気がする」と感じるだけの情報は単なるネガティブな情報で、言わば「ゴミ情報」です。
いくら集めてもゴミはゴミで、自分の人生に何の得もありません。
ゴミ情報を活かせるか否かは、その後の思考や行動が良い方向に変化するかどうかにかかっています。
- 税負担を最適化するため、残業時間を副業時間に置き換える
- 自分にも使えるお得な制度がないか調べる
- いっそ自分も住民税非課税世帯になってしまう
などの変化があれば、ゴミ情報も有益なものになります。
そのような変化がないのであれば、ゴミ情報を得ている情報源を吟味し、閲覧を制限するなどの対策が必要です。
具体的には、
- 情報源のアプリを削除
- 時間制限を設定する
- スマホを視界に入らない場所に置く
などが挙げられます。
労働意欲を欠いた状態で労働せざるを得ないのであれば、いっそ情報をシャットダウンした方が有意義です。
知る必要のないことは世の中にたくさんあります。
多くの情報を浴びに行くより、自分のこと、目の前のことに集中した方が豊かな人生になるかと思います。
(情報の取捨選択に関しては「News Diet」という本がオススメです。人生の貴重な時間を無駄に浪費したく考えている方には一読の価値があると思います。)
自分が何をしたいのか、改めて考えよう
「稼がない(働かない)方が得な気がする」という感覚は、その情報を知ったから起こったものであり、要は他人との比較みたいなものです。
「損したくない」「自分が有利な状態になりたい」という願望は、当然誰でも持ち得るものですが、比較の上でとなると、その願望はやや歪んだものになります。
他人がどのような選択をして、どのような生き方をしているのかは、「自分がどのように生きたいか」とは本来無関係なはずだからです。
仮に、現在自分の生きたいように生きることができていれば、些細なネガティブ情報に感情が動くことはありません。
「稼がない方が得な気がする」と感じるのは、ネガティブ情報を知る前から現状に不満があるからであり、ネガティブ情報がトリガーとなって普段抑圧されたものが表に出たにすぎません。
したがって、本来解決すべきはもっと根本的な部分です。
そもそも自分はどんな時に幸せを感じるのか。その時間を増やしたり、質を高めるにはどうしたら良いか。
自分の望む生き方を再考し、そこに焦点を当てて時間を有意義に使うべきだ、と私は考えます。
まとめ
- ネガティブな情報の収集は最悪な娯楽
- 思考や行動が変わらないネガティブ情報はゴミ
- 「どう生きたいか」を改めて考えよう
現代はとにかく情報過多です。
スマホを触れば、知る必要のない情報が洪水のように私たちの脳に流れ込みます。
その情報をすべて処理する時間は私たちにはありませんし、する必要もありません。
時間(人生)を無駄にせず幸せに生きるには、普段得ている情報に自分がどのように反応し、人生にどのように影響を与えているのか、冷静に観察することが必要かと思います。
以上、終わりです。
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