長期継続が前提のFIRE計画は「ストレス」で破綻する

FIRE
FIREするまで仕事を続けられる自信がない

そんなFIREの民向けの記事です。

 

皆様、FIRE計画の進捗はいかがでしょうか?

 

「計画通りではあるが、果たしてこのまま計画通りに進められるのか?」

と不安に思う方も少なくないのでは?と勝手に想像しております。

 

そのような方の多くが

 

  1. 日々の疲れ
  2. 仕事のストレス
  3. 未来への不安

 

などの要因から、「FIRE計画達成よりも、心身の限界の方が先に来る未来」を予測してしまっているのだと思います。

 

「疲れ、不安」も要は「ストレス」ですので、

ストレスを正しく対処できないと、FIREへの道は険しくなる

と思われます。

 

 

そこで本記事では、FIRE計画における

「ストレスの対処」の重要性

について考えてみたいと思います。

 

長期前提の資産形成は簡単じゃない

FIREの民にとって、資産形成の計画はそんなに難しい話ではありません。

庶民における資産形成は、ある程度「答え」がある分野だからです。

 

  1. 倹約
  2. 収入アップ
  3. 堅実な投資

 

この3つが大多数の人にとっての「答え」になるでしょう。

これを愚直に継続していけば、準富裕層(純金融資産5000万円以上、1億円未満)程度なら多くの人が到達可能であると思われます。

  

資産形成の知識が豊富なFIREの民にとって、FIREに必要な額を試算し、具体的な計画を立てるのは朝飯前なはずです。

具体的な計画を立てたら、あとは「やる」か「やらない」かのどちらかでしかありません。

「やれば」かなりの精度で目標を達成できるでしょう。

 

しかし、ここで一つ問題があります。

それは、計画が(超)長期になってしまうことです。

 

もともと資産がある人ならまだしも、資産が少ない人がFIREを目指すとなると、どうしても時間がかかります。

時間がかかればかかるほど、想定外が増えます。

良い想定外であれば計画は早まりますが、悪い想定外の場合、長期で稼ぎ長期で投資するというFIRE計画の前提が大きく崩れてしまうのです。

 

ストレスが長期的な計画を崩す

「月10万円投資に回せば、年利5%として20年間で4000万円になる!」

のような計画は、「20年間継続すること」が前提条件の一つとして挙げられます。

 

イメージしやすくするために具体的な数字を用いただけですが、仮に20年間継続して投資に回すとしましょう。

仕事が楽しくて仕方ない人以外にとって、20年間働き続けるという行為はおそらく想像以上の苦痛を伴います。

平日は騙し騙しなんとか働き続け、金曜日の夜から日曜日までを楽しみにして生きる。

このような生活を長く続けていては当然ながらストレスが溜まります。

 

溜まったストレスは時に翌週にまで持ち越され、ゆっくりと事態が悪化していく。

そして、どこかでプツンと糸が切れてしまうのです。

 

このような状態は給与が突然減ること(ボーナスカット、リストラなど)よりも悪い状態だと考えます。

ストレスにより気力がなくなってしまうのが、一番リカバリーしにくいからです。

そのような状態になってしまえば優先すべきは当然体調を正常に戻すことであり、FIREなどとは言っていられなくなります。

これが、仕事を続けていく自信がない人にとって十分起こり得る、FIRE計画失敗パターンの一つだと考えます。

 

受験勉強であれば、せいぜい1年や2年頑張ればゴールにたどり着けます。

このような短期目標であれば、人はなんとか走り抜けることができるでしょう。

しかし、FIRE計画はそんな短期目標ではありません。

当たり前のようですが、ストレスを溜め込まないことは(長期の)FIRE計画にとって非常に優先順位が高い事項なのです。

 

対処法を知っているか否かで雲泥の差が出る

性格的にストレスが溜まりにくい人、経験則的に対処法がわかっている人もいるようですが、おそらく多くの人はそうではありません。

本屋に行くとそのことよくわかりますが、メンタルヘルス系の本が数多く売られており、大きい本屋ではタイトルを全て見渡すのも疲れるくらいの数が陳列されています。

それほど、日本人はストレスを溜め込みやすく、悩んでいるのです。

 

一方、メンタルヘルス系の本が多いという事実は「人によって言っていることが違う」ことも意味しています。

もし、答えが決まっている分野であれば、個人の主張は無意味であり、そんなにたくさんの種類の本は出版されないでしょう。

要するに、多くのメンタルヘルス系の本は個人の経験、主観によるものが多く、自分にとって効果があるかどうかは「著者との相性次第」ということになるのです。

相性が良い著者と巡り会えるのであれば問題ありませんが、おそらく確率は低いと思われます。

人間、相性が良い人よりも、相性が悪い人かそのどちらでもない人の方が圧倒的に多いからです。

 

以上より、「ストレスを溜め込まない」もしくは「ストレスによって状態異常になったとしても回復できる」ようにするためには、著者との相性ではなく、より一般化された「正しい対処法」を知る必要があると考えます。

それはつまり、科学的に確からしいことが記載されており、精神論で語っていないことが条件です。

「正しい対処法」を知っていれば、仮にストレスを感じたとしても、翌週まで持ち越すなんて事態は避けられます。

ストレスを翌週まで持ち越すか持ち越さないかで、長い目で見てFIRE計画の進捗に雲泥の差が出ると私は考えます。

 

まとめ

  1. 資産形成は長期継続が前提

  2. ストレス長期計画を崩す

  3. ストレス対処FIRE成功の鍵

 

ストレスの対処法を知らないと無駄に頭を悩ませ、疲弊します。

そのような状態が度々あれば、FIRE計画遂行は厳しいものとなるでしょう。

逆に言えば、正しい対処法さえ知っていれば、長期の計画であっても継続して達成できると私は考えます。

FIRE計画において、愚直に継続することこそが何よりの近道になるはずです。

 

 

最後にオススメ書籍を紹介して終わりにします。

 

 

ストレスフリー超大全」は精神科医の立場から、科学的に確からしい対処法が記載されています。

私はこの本を愛読しており、ストレスを感じたときは思い出すなり再読するなりして活用しています。

興味がある方は是非読んでみてください。

 

 

以上、終わりです。

 

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