自己啓発本を読むとき、最も重要なのは「その後、行動に移せたか」です。
「そんなこと当たり前だろう」と思われる方も多いかもしれません。
自己啓発本をただの娯楽として読む人は少なく、皆「人生をより良くしたい」と願い読んでいるはずです。
しかし、行動が重要と言われても
- 内容は素晴らしかったけど、すぐに忘れてしまった
- すぐに次の自己啓発本を読み始めてしまった
- 結局、人生何も変わらなかった
という結果に終わってしまった方も多いのではないでしょうか。
私自身、今まで何十冊も自己啓発本を読んできましたが、その多くは本のタイトルすら覚えていません。
読んだら満足してしまい

良い本だったな〜、明日から頑張るぞ!
と漠然としたやる気や、達成感を味わって終わりでした。
いつもこの繰り返しになっていることに気が付き、どのようにすれば自己啓発本を読んで行動を変えられるかを考え、実践した結果

自己啓発本を読む際は「行動目標を細分化することが重要」!
という結論に至りました。
本記事では、月10冊程度の読書をしている私が、「自己啓発本を読んで行動を変える方法」について解説します!
自己啓発本を読むだけでも大変素晴らしいことなのですが、せっかく読むのなら行動を変えて、人生をより豊かなものにしていきませんか?
自己啓発本について

最初に、本記事での自己啓発本の定義付けをしておきます。
「意識(考え方、心構え)」を変えることで、「能力」の向上を目的とした本
この定義付けからも分かるように、自己啓発本の内容は非常に抽象的です。
具体的に何を行えば良いのかわからないものも多く、さらっと読み流してしまっては全く役に立ちません。
自己啓発本を読んでも行動を変えられない理由の一つは、この抽象度の高さにあります。
「嫌われる勇気」「7つの習慣」「思考は現実化する」などの自己啓発本の名著も非常に抽象度が高く、内容が素晴らしいだけに、読むだけで満足しがちです。
そのため、行動に移すためには抽象的な内容を理解し、自分なりに具体的な目標を定める必要があります。
行動目標の細分化


人に優しくする!
みたいな抽象的な目標は意味を成しません。
具体的な行動目標がない限り、何をしたら良いかわからず、行動に移す前に読んだ内容を忘れてしまいます。
自己啓発本を読み行動に移すためには、以下の6ステップで行動目標を細分化するのがオススメです。
- 目的を決めて読む
- メモを取る
- アウトプットする
- 期限付きで具体的な行動目標を立てる
- 潜在意識に刷り込むまで毎日確認する
- 達成できるまで新しい自己啓発本に手を出さない
目的を決めて読む
自己啓発本を読む前には「何を得たいか」を明確にしてから読みましょう。

なんだかタメになりそうだ!
と漠然と読み始めるのはNGです。
この読み方で得られるのは、その日限りのやる気と満足感程度でしょう。
「何を得たいか」を明確にするため、事前に要約を探して軽く頭に入れておきます。
GoogleやYoutubeで検索すれば、大抵の自己啓発本の要約が出てきます。
内容を楽しむのではく、行動を変えて人生をより良くしたいと望むのであれば、要約を読んでしまった方が効率的です。
要約の中からより詳しく知りたい部分、人生に取り入れたい考え方があれば、その部分の会得を目的としましょう。
メモを取る
後工程のために、目的の部分や気になった部分をメモしておきましょう。
電子書籍ならコピペすると楽です。
アウトプットをする
メモを取ったら、自分の考えとともに得た知識をアウトプットしましょう。
アウトプットをすることで読んだ内容が頭に定着しやすいですし、自分の頭で考える癖がつくので、その後の行動に結びつきやすいです。
アドラー心理学を世に知らしめた名著「嫌われる勇気」を読んだ際を例に出します。
一番手軽なのはTwitterによるアウトプットです。
知識を自分の言葉で発信することで、活きた知識として頭に定着します。
ブログで考えをまとめるのもオススメです。
Twitterより人に見られる意識が強くなるので、深く考えるキッカケになります。
上記ツイートをブログにまとめたのがこちらの記事です。
期限付きで具体的な行動目標を立てる
ここが一番重要です。
得られた知識を具体的な行動目標に落とし込みましょう。
私が「嫌われる勇気」を読んだ際は、
- 自分の課題を明文化
- 自分がコントロールできる範囲のことだけに集中
- 孤独を受け入れる
を行動目標としました。
具体的には細かくなるので記載しませんが、「自分のコントロール範囲外のことは一切やらない、考えない」と心に決めました。
また、できる限り期限を設けましょう。
期限があると目標達成意識が高まりますし、期限後に振り返りもしやすいです。
潜在意識に刷り込むまで毎日確認する
目標を定めたら意識せずとも達成できている状態になるまで、毎日確認しましょう。
これは行動目標を立てるのと同じくらい重要なことです。
目標を立てても、たまに思い出すくらいだと意味がありません。
一日中そのことを考えてるくらい確認を行い、潜在意識に刷り込む作業が必要です。
私の場合、目標を書いたメモをダイニングテーブルに置いておき、事あるごとに確認していました。
1ヶ月くらいすると、メモがなくても自然と目標とした行動ができるようになります。
達成できるまで新しい自己啓発本には手を出さない
自己啓発本の読み方として、あれこれ読み漁るのはNG。
色々な参考書を買って満足してしまう受験生と一緒です。
潜在意識に刷り込み、意識しなくても行動に移せている状態になるまで、新しい自己啓発本に手を出さない方が良いです。
自己啓発本を読んで行動を変えるには【読書を無駄にさせないコツ】〜まとめ〜
- 目的を決めて読む
- メモを取る
- アウトプットする
- 期限付きで具体的な行動目標を立てる
- 潜在意識に刷り込むまで毎日確認する
- 達成できるまで新しい自己啓発本に手を出さない
自己啓発本を読むとき、最も重要なのは「その後、行動に移せたか」です。
行動を細分化することによって行動のハードルが下がり、本の内容を人生に取り入れやすくなりますよ!
ここまで本気でやったら、人生変わらない方が難しいです!
もし本記事が参考になりましたら、是非お試しください。
コメント