しかし、長い期間働き続けられるか不安
そんな方向けの記事です。
FIREを目指している人は大きく分けて2パターンに分かれます。
- 極端なことをしてでも最速でFIREしたい人
- 極端なことはせずFIREしたい人
ここで言う極端なこととは、過度な倹約やリスクを取りすぎた投資、余白時間を全て副業にコミット、などを指します。
このような行動を取れる人は、遅かれ早かれFIREに到達できる可能性は高いでしょう。
しかし、極端なことができない(したくない)人は、できる人と比べFIREまで時間がかかるのは必然です。
極端なことができないのであれば、時間をかけてじっくり蓄財するしかありません。
時間をかけてじっくり蓄財するには、仕事で受けるストレスを最小限にする工夫が必要があると考えます。
定年まで働くのが嫌でFIREしたい方にとっては順序がおかしいように感じられるかも知れません。
しかし、ゆっくりとFIREを目指すのであれば、定年まで働けるような働き方を目指す方がFIREできる確率は上がる、と私は考えています。
そこで本記事では
「自分の領域を守る」
という観点から、ストレスを溜めず蓄財をする方法について考えてみたいと思います。
長期FIRE計画の敵は仕事のストレス
適切に倹約して、適切に投資を行っていけば、時間をかければ誰でもある程度の資産が作れます。
この時、ボトルネックになるのは「時間をかければ」の部分です。
倹約と投資は1〜2年あれば最適な状態に持っていくことが可能ですが、時間をかける部分はそうもいきません。
現在仕事でストレスを抱えているなら長期間仕事を続ける想定は難しいでしょうし、そうでなくても、何らかの要因で環境が変化する場合もあるでしょう。
何らかの要因で長期間ストレスにさらされる事態になったとき、FIRE計画は簡単に崩れ去ります。
会社にいても「自分の領域」は何としても守る
本記事の主旨です。
「我慢して生きるほど人生は長くない」という本に、「時間をかければ」の部分において非常に有効だと感じた内容があったので、要約してご紹介します。
『自他の境界線を明確にし、自分の領域をきちんと守ることで生きづらさが減り、他人のルールに縛られるのではなく、自分のルールで生きられるようになる』
仕事の場面における「自分の領域を守る」とは
- 自分の仕事と相手の仕事を明確に区別し、自分のことに集中する
- 安易に依頼を引き受けず、はっきりとNOと言う
- 飲み会等の気乗りしない誘いは断り、自分の時間と心を守る
などを指します。
上記は仕事をしている上で自然とやっていることだと思われますが、より厳密に、常に意識をして自他を区別しましょう、という話です。
仕事でのストレスの大半は人間関係からくるものだと言われていますが、これは他人によって「自分の快適な環境や時間」を侵害されるからです。
他人と関わる以上、全てを自分の思い通りにしてストレスをなくすことは不可能だと思われます。
しかし、ストレス源を極力減らす工夫や自衛は可能です。
気の強い人、仕事ができる人は意識せずともできているかも知れませんが、そうでない人は意識して訓練する必要があります。
会社や他人に支配されずに、自由に生きるためには、「自分の領域」を何としても守ることが重要です。
今現在「自分の領域」に関して明確に区別されてないのであれば、意識して思考や行動を変えてみてはいかがでしょうか。
きっと今より仕事がやりやすくなり、働き続ける不安やストレスが軽減されるはずです。
「自分の領域」意識 → やりたいことも見つかる
「自分の領域」を意識すると、仕事のストレス軽減以外にも良いことがあります。
自分の人生にとって不必要なもの、必要なものの区別もしやすくなるため、やりたいことが見つかったり、結果的にやりたいことをやる時間が増えていくのです。
これは「夢をかなえるゾウ0」にも書いてあることですが、「自分の領域」に入ってくる物事にNOと言うことは、自分の人生で叶えたい夢を見つけるために必要なプロセスです。
日常でやりたいことができていたり、叶えたい夢があると、長期間働く想定の日々も楽しく過ごしやすいと思います。
長期間働くためにやりたいことを見つけたり、叶えたい夢を見つけるのは意味がわかりませんが、結果的に見つかるのであれば悪くないはずです。
やりたいことがある状態でFIREできれば、FIRE後の生活もより幸福度の高いものになると思うのですが、いかがでしょう。
まとめ
- 長期FIRE計画における最大の敵はストレス
- 「自分の領域」を守ればストレスは激減する
- やりたいことも見つかりやすくなる
FIREを目指している人は、労働に人生の貴重な時間を奪われている感覚の人が多いと思います。
その認識で働き続けるのはあまりにも苦痛なはずです。
しかし、その感覚は働きながらでも変えられます。
労働時間は変わらなくても、「自分の領域」に敏感になることで、奪われた時間の一部を取り戻すことはできます。
「自分の領域」は何としてでも守り、FIREまでの時間も充実したものにしていけると、後悔のない人生になるはずです。
以上、終わりです。
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