旅行でもしてリフレッシュしたい
そんな方向けの記事です。
旅行によって得られるものは数多くありますが、その1つに「リフレッシュ効果」があると思います。
日常から離れることで、心身共に良い影響があるのは言うまでもありません。
「旅行でもしてリフレッシュしたい」のであれば旅行するのが一番なのですが、時間もお金もかかるため、そんな気軽には行けないのが一般的です。
何か別の方法で、気軽に「リフレッシュ効果」が得られれば良いのですが、、、
そこで本記事では
「旅行で得られるリフレッシュ効果を日常で得る方法」
について考えてみたいと思います。
旅行でリフレッシュしているのは身体か、脳か

そもそも、旅行によってリフレッシュできるのは何故なのでしょうか?
- 美しい景色が見られるから
- のんびりできるから
- 美味しいものが食べられるから
色々な理由を挙げることができますが、一言にまとめてしまえば「非日常を味わえるから」になるかと思います。
日常から離れ、普段できないような体験をすることがリフレッシュに繋がっているというわけです。
また、ここでハッキリさせたいのは「リフレッシュしている主体」についてです。
自分を「身体」と「脳」に分けて考えてみると、リフレッシュしているのはこの2つのうちどちらなのでしょうか?
結論、リフレッシュしているのは「脳」であって、「身体」ではありません。
そもそも、「身体」は「運動するか、休むか」の2択であって、リフレッシュという状態は(たぶん)ありません。
もし、「身体」が疲れているだけであったら、いつもより早く寝てゆっくり起床し、のんびり散歩や読書をして過ごした方がよっぽど問題解決に繋がります。
旅行の帰りは、のんびり過ごした1日よりも遥かに身体が疲れているはずです。
つまり、「最近疲れたなぁ、旅行でもしてリフレッシュしたい」と思うのは、「脳をリフレッシュさせたい」という願望ということになります。
当たり前な話ですかね。
物理的に日常から離れることは重要ではない

日常(生活圏)から物理的に離れることによって、心理的にも日常から離れやすい。旅行にはそのような効果が確実にあります。
しかし、「脳をリフレッシュさせたい」のであれば、日常(生活圏)から物理的に離れることは必須ではありません。
本質は「心理的に日常から離れること」にあると考えます。
心理的に日常から離れることができれば、旅行と同じとまでは言わないにしても、似たようなリラックス効果が得られるはずです。
しかし、「心理的に日常から離れる」と言っても、動画を見たり、ゲームをしたり、漫画を読む、のような受動的な過ごし方ではあまり効果はありません。
日常を(一瞬)忘れて楽しむことはできても、他人から与えられた楽しさでは脳に与える影響は小さいと思われます。
一方、旅行は自分自身で行き先を決め、何を食べるか決め、何を見るのかを決める必要があります。
自分自身で能動的に選び取ったからこそ、その時間、その空間に集中することができ、それがリラックスに繋がるのです。
このように、心理的に日常から離れるためには、旅行のような主体性が必要不可欠だと考えます。
「発想」で非日常を創り出す

本記事の結論です。
物理的に日常から離れることなく、リラックス効果を得るには「発想」をすることが一番お手軽、かつ効果的だと考えます。
ここでいう「発想」とは、「今まで自分にはなかった考えを自分自身で創り出すこと」です。
何かについて自分自身で考え、一旦結論を出すこと。
これによって、今までになかった世界を自分の頭の中に創り出すことできるのです。
もう少し具体的な説明をしましょう。
例えば、本記事で言えば「旅行によってリラックスするのは何故だろう?」と考え、それに対する答えを自分の頭で思いつくことが「発想」です。
Googleで検索したらすぐに答えらしきものが出る(かもしれない)ことでも、時間をかけて自分なりに考えてみることが「発想」に繋がります。
このとき得られた「発想」が正しいかどうか、使えるかどうかなどは別にどうでも良いのです。
「発想」している間、そのことだけに没頭していることが何より重要なのです。
このようなプロセスを踏むことによって何かが「発想」できたとき、自分の視野が広くなるような、視界が開けたような、爽やかで心地よい感覚が得られるはずです。
この感覚がすなわち「リラックスした状態」であり、心理的に日常から離れた瞬間と言えると思います。
「旅行によってリラックスできるのは何故だろう?」と考えることはいつでも、どこでも、誰でも可能です。
「〇〇について考えてみよう」という思い付きさえあれば、非常にお手軽なリフレッシュ法と言えるでしょう。
まとめ
- 旅行でリフレッシュするのは「身体」ではなく「脳」
- リフレッシュに遠出は必須ではない
- 「脳」をリフレッシュさせるには「発想」が効果的
「旅行のようなリラックス効果を日常で得るには?」という視点で考えてみましたが、一番言いたかったことは「発想という行為の楽しさ」です。
「発想」を日常に取り入れることで、「発想」が「発想」を呼び、次から次へと視界が開けるような感覚が得られ、これが日々の楽しさに繋がっていると実感しています。
最後に、「思考や発想、考えること」を題材にした私の好きなエッセイ本を紹介して終わりにします。
それは森博嗣さんが書かれた「道なき未知」という本です。
この本は、情報過多な現代における「自分で考えることの大切さ」を説かれている本で、当ブログをご覧の方には刺さる内容かと思います。
ご興味があれば是非読んでみてください。
以上、終わりです。
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