特に「攻撃的な人」に悩まされている
そんなFIREの民向けの記事です。
FIREしたくなる理由の一つとして、「人間関係によるストレス」があるかと思います。
- 価値観が合わない
- 仕事を押し付けてくる
- なんとなく苦手
など様々な理由があると思いますが、最もストレスになるのは「攻撃的な態度を取られたとき」ではないでしょうか。
- 高圧的な上司
- 嫌味な同僚
- 理不尽な要求をしてくる取引先
このような何かしらの敵意、攻撃性を感じる人と関わると、心が疲れてしまい、FIRE願望が加速します。
彼らへの対処法を間違えると、FIREを達成する前に心が燃え尽きてしまうことも十分あり得るでしょう。
そのため、FIRE達成までの長い年月を走り抜けるには、大きなストレスとなる「攻撃的な人」への対処は必要不可欠だと考えます。
本記事では
FIREの民を悩ませる「攻撃的な人」への対処法
について
という書籍を参考にしながら考えてみたいと思います。
「攻撃的な人」の深層心理

対処法を考えるためには、まず相手を知らなくてはなりません。
「他人を攻撃せずにはいられない人」では、彼らの深層心理を複数パターンに分けて解説しています。
本記事ではその中から、よく観察される2つのパターンを厳選して紹介します。
- 他人を無価値化して、自分の価値を保ちたい
- 自分とは異なる価値観を受け入れられない
① 他人を無価値化して、自分の価値を保ちたい
とにかくけちを付けて来る人の深層心理です。
弱点や過失を指摘し、「完璧でない」ことを強調してくるような人は、相手を支配したいという強い欲求があります。
しかし、実際には支配することができないため、些細なことで難癖をつけ、自分の力を誇示しようとしてくるのです。
相手をけなして、その人の価値を低下させれば、相対的に自分の価値が上がります。
自分の能力に不安を抱いていて自信がない人ほど、他人を無価値化して、自分の価値を保とうとする傾向があるそうです。
② 自分とは異なる価値観を受け入れられない
自分の価値観が絶対であり、かつ、自分の価値観を他人に押し付けてくる人の深層心理です。
自分が常に正しいと信じ込んでいるため、「相手は自分の意見に賛同すべきだ」という信念に突き動かされていることが多いそうです。
この手の人はTwitterでよく見かける気がします。
「私はこう思う」ではなく、「〇〇すべきだ」という主張を本気でする人は、おそらくの自分以外の価値観を受け入れられないのだと想像しています。
では、どのようにすれば良いのか

ここからが本題です。
「攻撃的な人」への対策として、私自身実践しており、有効だと考えている方法を紹介します。
結論から言うと、「これ以上は考えないという線引きを明確に決めること」です。
転職や部署異動などで「攻撃的な人」から距離を置くことが根本的な解決策となりますが、今日明日で簡単にできることではありません。
アドラーが言うように「他人はコントロールできない」ため、環境を変えることができないのであれば、「変わるべきは自分自身」ということになります。
とは言え、「気にしないようにする」「嫌なことは忘れる」なんてことはまず不可能だと考えます。
人間の脳には記憶を消去するような、そんな都合の良い機能はないためです。
そこで大切なのが、「相手の深層心理について自分なりの結論を出す」と言う作業です。
「なるほど、この人はこんな深層心理だから、こんな態度をとってしまうんだな」と、腑に落ちるまで相手を観察、分析します。
この際、想像した深層心理が当たっているかどうかは重要ではありません。(そもそも当たっているかどうかなんてわかりませんが)
重要な点は、自分の中で「理解できた」と言う感覚を持つことで、これ以上は考えないという線引きを作るところにあります。
明確に線引きを決めこれ以上は考えないと決めることは、口で言うのは簡単でも、実際にやるのは難しいかと思います。
自分の中で理解はできても、ストレス源がなくなったわけではないので、気がつくと思考がループしてしまうこともあるでしょう。
思考がループしてしまうのであれば、別の方法で思考を遮る必要があると考えます。
過去記事↓でも紹介しましたが、それ以上考えないようにするには「創作的な活動」を行い、「今、この瞬間」に集中することをオススメします。
大前提として

上記の対策は、体力や精神が正常である場合のみ有効な手段となります。
体力や精神が弱っていると、前述のような冷静な対処はまずできません。
体力や精神が弱っている自覚がある方は、セロトニン分泌を意識した生活を送ることをオススメします。
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まとめ
- あなたを無力化したい
- あなたの価値観を受け入れられない
- 相手を観察、分析、理解する
- それ以上は考えないという明確な線引きを決める
- 「創作的な活動」を行う
- 体力と精神の回復に努める
「攻撃的な人」に関わってしまうと、精神がゴリゴリ削られ、FIREまでの資産形成期を乗り切ることができません。
「なぜこの人はこんな態度を取るんだろう」と悶々と悩み続けていても、貴重な時間が奪われ、他人の人生を生きることになってしまいます。
どこかで明確な線引きをして、自分の精神と時間を守ることが大切だと考えます。
本記事で紹介した「他人を攻撃せずにはいられない人」では、精神科医である著者の視点から、有効な「かわし方、逃げ方、自分の守り方」が解説されています。
「攻撃的な人」に悩んでいる方は読んでみてはいかがでしょう。
以上、終わりです。
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